unameコマンド : システム情報出力
Linuxコマンド(システム管理)
目次
コマンド概要
- unameコマンドはカーネルバージョンやアーキテクチャなどのシステム情報を出力するコマンドです。
コマンド書式
コマンド書式
uname [オプション]
オプション | 説明 |
---|---|
-a | unameコマンドが出力するすべての情報を出力する。 |
-i | ハードウェアプラットフォーム名を出力する。不明な場合は「unknown」が出力される。 |
-m | ハードウェアプラット名を出力する。 |
-n | ネットワークホスト名を出力する。 |
-o | OS(オペレーティングシステム)名を出力する。 |
-p | プロセッサ名を出力する。不明な場合は「unknown」が出力される。 |
-r | カーネルのリリース番号を出力する。 |
-s | カーネル名を出力する。 |
-v | カーネルバージョンを出力する。 |
コマンド使用例
項目 | 値 | 補足 |
---|---|---|
OS | Amazon Linux 2 | |
シェル | bash 4.2.46 | |
コマンド | uname (GNU coreutils) 8.22 | |
PS1 | [\u@\h \W]$ | プロンプト表示形式は [ユーザ名@ホスト名 カレントディレクトリ名]ユーザ権限 |
PS2 | > | 継続行のプロンプト表示形式 |
uname : カーネル名出力
-
unamme
コマンドをオプションなしで使用するとカーネル名を出力することができます。Note-s
オプションを指定した場合と同じ挙動です。コマンド例// カーネル名出力 [root@hostname ~]# unameLinux
uname -a : すべての情報出力
-
-a
オプションを使用するとunameコマンドが出力するすべての情報を出力します。コマンド例// unameコマンドが出力するすべての情報を出力 [root@hostname ~]# uname -aLinux hostname 4.14.299-223.520.amzn2.x86_64 #1 SMP Wed Nov 03 00:00:00 UTC 2022 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
uname -i : ハードウェアPF名出力
-
-i
オプションを使用するとハードウェアプラットフォーム名を出力します。不明な場合はunknown
が出力されます。コマンド例// ハードウェアプラットフォーム名出力 [root@hostname ~]# uname -ix86_64
uname -m : ハードウェア名出力
-
-m
オプションを使用するとハードウェア名を出力します。コマンド例// ハードウェア名出力 [root@hostname ~]# uname -mx86_64
uname -n : ホスト名出力
-
-n
オプションを使用するとネットワークホスト名を出力します。コマンド例// ネットワークホスト名出力 [root@hostname ~]# uname -nhostname
uname -o : OS名出力
-
-o
オプションを使用するとOS(オペレーティングシステム)名を出力します。コマンド例// OS(オペレーティングシステム)名を出力 [root@hostname ~]# uname -oGNU/Linux
uname -p : プロセッサ名出力
-
-p
オプションを使用するとプロセッサ名を出力します。コマンド例// プロセッサ名を出力 [root@hostname ~]# uname -px86_64
uname -r : カーネルリリース番号出力
-
-r
オプションを使用するとカーネルのリリース番号を出力します。コマンド例// カーネルリリース番号を出力 [root@hostname ~]# uname -r4.14.299-223.520.amzn2.x86_64
uname -s : カーネル名出力
-
-s
オプションを使用するとカーネル名を出力します。Noteオプション指定しない場合と同じ挙動です。コマンド例// カーネル名を出力 [root@hostname ~]# uname -sLinux
uname -v : カーネルバージョン出力
-v
オプションを使用するとカーネルバージョンを出力します。
コマンド例
// カーネルバージョンを出力
[root@hostname ~]# uname -v#1 SMP Wed Nov 03 00:00:00 UTC 2022
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